【ブログ】フキの花

今の時期、野山を歩いているとこんな花を見かけることがあります。

これはフキの花で、春の味覚としてもおなじみの「フキノトウ」の成長した姿です。

寒さ厳しい冬に春に恋い焦がれ、雪や落ち葉の下から探し出し、いち早く春の兆しを感じ取るための野草であるフキノトウ。

膨らみ始めたフキノトウを見つけると、心が温かくなる感じがしてきます。

あんなに宝探しのように見つけては喜んでいたフキノトウなのに、花が咲き始めると全く興味を持たれなくなってしまい、じっくり観察することもなく、何の花が咲いているんだろうと気に留める人もいないかもしれません。

そう思うとフキの花ってなんだかちょっと不憫ですが、フキ自身は何とも思っていないことでしょう。

フキノトウを見つけたら冬の終わり、フキノトウが花開いたらすっかり春です。

ちなみにフキは雌雄異株で、雌株は花の茎がぐんぐん伸び、やがてたんぽぽの綿毛と同じように、風で種を飛ばします。

フキノトウの慣れの果ての姿を知らない人は、結構多いかもしれません。

ひっそりと風に飛んで消えてしまい、どこかに根を下ろし、また春が訪れた喜びを知らせてほしいものです。