チリアヤメ
初夏を通り越して、すっかり夏の陽気が続いています。
天気予報でよく「平年と比べて」と言いますが、もう近年の気候は平年とは別物になってきているので、比べられてもよくわからなくなっています。
外を出歩くのもおっくうな暑さですが、これからはさらに暑くなったり、天気がぐずつくことも増えてくるでしょうから、朝夕の涼しい時間帯を利用して、今のうちに外で過ごす時間を堪能しておきましょう。
さて、この時期はどこもかしこも草が伸び、野草の花もブタナやヒメジョオンのように背の高いものが目に付きます。
比較的草丈の低いアカツメクサやシロツメクサなども、他の草に埋もれてはなるまいと、わっさり伸びています。
そんな中、芝地のように草丈の低いところで、紫色の花が咲いていることがあります。
これはチリアヤメやハーベルティアと呼ばれる球根植物で、種で繁殖することから、一度出てくるとあちこちに増えていきます。
小雀公園でもため池前で少し見かける程度だったのですが、今では園内のあちこちで見かけるようになりました。
草丈が低いし、一日花なので、草刈りをしても次の日には花を咲かせ、競争相手がいないので日の光を思う存分浴びて、また種を実らせているのでしょうね。
日本に持ち込んで増えすぎて困っている植物はたくさんありますが、昔の人は単純にきれいだからみんなで楽しみたいなと思って持ち込んだんでしょうね。
きれいだけど困る、困るけどきれいな花、チリアヤメです。



