【ブログ】粗朶垣プロジェクト
本公園の北側にある樹林地では枝を積んだ様子が見られると思います。
これは樹林地を維持・管理していく為に、粗朶垣プロジェクトを進めているからです。
粗朶(そだ)は木の枝を切り取ったものという意味があり、粗朶で作る柵や垣根のことを粗朶垣といいます。
粗朶垣は、土を留める役割を果たし、土壌の流失や土砂崩れを防ぎます。
また粗朶垣の隙間は、ちいさな生き物の生息場所にもなります。
さて、粗朶垣以外にも気になところがあると思います。
それは低木の本数が少なくなったことです。
これは昨今の異常気象により樹林地の高木が次々と立ち枯れを起こしていることに関係しています。
安全上、立ち枯れを起こした高木は出来る限り迅速に処理をしております。
そして処理を行うためには、周囲に倒す空間を確保する必要があります。
やむを得ませんが、その関係で低木も切っております。
ただ結果として、切った分だけ太陽の光が地面に当たることで、新たな芽が出て、樹林地の若返りにつながりました。
本公園の樹林地は、人間とその他の生き物との共生を図る試行錯誤の場となっております。
お互いに心地よい空間となるようなバランスを保ち、創意工夫をこれからも試みる所存です。
樹林地の奥まで風が渡り、光が差し込み、季節の移ろいをより身近に感じてもらえたら幸いです。


